弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
父と母。お義父さんお義母さんがこちらに向かって歩いて来た。
「晧覬君。ありがとう。晧覬君は瑠璃の事だけじゃ無く響の事も考えてくれてたんだね。あんな響の笑顔を見たのは瑠璃と二人で話をしてる時以外、見た事が無いよ。」
本当にありがとう。と言う父。
〔いえ…。僕は瑠璃のお手伝いを少ししただけですよ。〕
「瑠璃ありがとな」
私にお礼を言う父に私は何もして無いよ…
響があの4人を選んであの4人が響を受け入れてくれただけ…
そう父に言うと…
[瑠璃ちゃんも晧覬もこれで安心だな!]
お義父さんが言う…
もしかして…
お義父さんもお義母さんも響の事を知ってたの?
そう思い…
晧覬を見ると晧覬は私にウィンクをした。
あぁ~
知ってたんだ…
だからあんなに暖かいまなざしを響に向けてたんだね…
晧覬に感謝しても感謝しきれない…
〔瑠璃は僕の側から離れないでね。〕
そんな事、言われなくても…
分かってますよ!