弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』


父と母。お義父さんお義母さんがこちらに向かって歩いて来た。


「晧覬君。ありがとう。晧覬君は瑠璃の事だけじゃ無く響の事も考えてくれてたんだね。あんな響の笑顔を見たのは瑠璃と二人で話をしてる時以外、見た事が無いよ。」
本当にありがとう。と言う父。


〔いえ…。僕は瑠璃のお手伝いを少ししただけですよ。〕


「瑠璃ありがとな」


私にお礼を言う父に私は何もして無いよ…
響があの4人を選んであの4人が響を受け入れてくれただけ…

そう父に言うと…


[瑠璃ちゃんも晧覬もこれで安心だな!]

お義父さんが言う…


もしかして…

お義父さんもお義母さんも響の事を知ってたの?

そう思い…

晧覬を見ると晧覬は私にウィンクをした。


あぁ~
知ってたんだ…


だからあんなに暖かいまなざしを響に向けてたんだね…



晧覬に感謝しても感謝しきれない…



〔瑠璃は僕の側から離れないでね。〕


そんな事、言われなくても…
分かってますよ!






< 230 / 437 >

この作品をシェア

pagetop