弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
湯船の中で繋がったからみんなを許したくせに…
ほんとにもっ…
【兄貴ごめんね。】
????????
兄貴?
響はみんなの居る場所に戻って行った。
晧覬に響、今、兄貴って言わなかった?
私の幻聴?
と言うと…
〔いや…兄貴って確かに響は僕の事を呼びましたよ。〕
だよね…
〔いいじゃ無いですか!義兄より兄貴と呼ばれる方が親しみがあって僕も好きですからね。いいんですよ。〕
そうなの?
〔本当にそれでいいんですよ。〕
ニコニコ笑う晧覬にきっと達哉と響が重なり合ってるんだと私は思った。
私は皆に先に寝るからと告げ寝室へ向かった。本当に疲れたから…
晧覬にビールやワインは冷蔵庫に冷やしてある事。おつまみは勝手に置いてあるのを食べていいと伝えリビングを後にした。
ベットに入ると…
晧覬の匂いが無いのでやっぱり寝れず…
ベットの上でゴロゴロやってると晧覬が入って来た。
どうしたの?
と聞くと…
〔瑠璃が寝れ無いんじゃ無いかな?って思って上がって来た。下は響に任せて来たから大丈夫だよ…。さっ瑠璃寝ますよ。〕
私に腕まくらをする晧覬に私は自分からしがみついた。
〔瑠璃。今日は本当に積極的ですね。僕をまた誘惑するつもりなんですか?僕はいつでも瑠璃に誘惑されるならOKですけど…〕