弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
『瑠璃ちゃん!大丈夫かい?お腹ちょっと僕に診せてくれる?』
言われるまま…
桐生さんに診せると
『お腹、張ってる感じとかある?
どんな風に違和感があるのかな?』
その質問に…
お腹の張りは感じ無いけど…
違和感って言うかいつもと子供達の動きが違うと言うか…
『念の為、今から病院へ行こう。病院の方は僕が連絡を入れるので僕も一緒に行きますから。いいですね?』
はい。
と頷くと…
『晧覬、車の用意して僕は病院に電話して着いたらすぐ診察出来る様に準備させときますから…。』
〔分かった。すぐに準備するから〕
二人の行動は本当に早かった。
晧覬も桐生さんも二人ともジーパンに半袖シャツ姿…
部屋着のまま…
でもなぜか?格好いいと見惚れてしまう自分がいて…
『瑠璃ちゃん?大丈夫?もう少しで病院に着きますからね。』
運転しながら言う桐生さん…
〔瑠璃?本当に大丈夫なのか?〕
心配顔で言う晧覬…
何も無いといいんだけど…
少し不安…
晧覬は病院に着くまでぎゅっと抱き締めて手を握ってくれてた。