弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
三つ子のはずは無い
だって二週間に一回の診察を必ず受けてた私は疑問符が頭の中いっぱいに成った。
桐生さんは看護師さんに私のカルテを持って来る様に指示した。
本来整形外科の先生が産婦人科のカルテを観る事は許されない。でも今はそんな事を言ってる場合じゃ無かったから…
看護師さんが私のカルテを桐生さんに渡し桐生さんが私にカルテの中を観ますと一言お断りをして中を観る。
桐生さんが…
『あっ!』
そう言って…
クスクス笑い出してしまった。
そして私達に…
『晧覬、瑠璃ちゃんお腹の赤ちゃんは三つ子で間違い無いよ!』
はぃ~ぃ???
なぜ双子から三つ子に成るの?
意味が分からずとにかく質問をぶつける。
夜勤の先生が桐生さんからカルテを観せてもらい私の質問に答えてくれる。
「元から三つ子だったみたですね。最初は二つしか見え無かった物体が月日を増す事に大きく成った。」
と言う事ですね。
でも…
「発育の方が双子に比べて遅かった為に三つ子と言うのに気付かなかったと言う事だと思いますよ。」
エコーでは三人ところ狭しくっついて見えてますからね。
とモニターを観る私達三人。