弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
噴水の水は冷たかったけど気持ちいい!
私は何か?嬉しく成って噴水の中で歌いながらスキップしたり水を足で蹴り飛ばしたりして遊んでた。
蹴り飛ばした水が太陽に照らされ屈折して虹を作る。
それがとても綺麗でスカートの裾を手で持ち上げ楽しくて綺麗で笑いながら同じ事を何回もやってると…
〔お前ここで何やってんの?〕
超不機嫌モードの晧覬の声が聞こえた。
ヤバイ!そう思ったけど…
返事しないと晧覬に怒られてしまうので…
振り向くと…
琴乃ちゃん響以外の人達がそこに全員集合してた。
……………………。
ごめんなさい。
と謝る…
誰も返事が無い…
ずっとスカートの裾を持ち上げたままの私を見てる。
一体どうしたの?
首を傾げると…
〔早くこっちに来て上がりなさい。風邪でも引いたら大変なんですから…〕
ようやく晧覬が話をしてくれた。
私ははぁ~い!と言って笑顔で晧覬の側に近付いて行くと晧覬は抱き上げ噴水から私を出してくれた。
晧覬の首に巻いてあったタオルで足を拭いてくれて私は靴下を履き靴を履いた。
晧覬以外の人達は何も言葉を発せずただ晧覬と私の行動を見ていただけだった。