弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
嫌な事とかがあると必ずイヤホンを付けて音楽を聴く癖がある。
外とシャットアウトしたいからと言う理由で…
何も聞きたく無い時に必ずイヤホン…
ラリーも見ず私はパソコンに手を掛け仕事を始める事にした。
時々、音楽の間奏の合間から聞こえる声援に耳を傾けラリーに目をやる。晧覬と琉偉さんが何かを言ってる。
昴さんと響を見ると二人とも舌を出して笑ってる。
昴さんと響が何かをやったんだな…
とすぐに分かる。
私はイヤホンを外し何を言ってるのか?聞いてみる。
〔昴!響!汚たねぇ~ゾ!今のは!〕
「今のはノーカウントでしょう!!」
…………………。
『知らねぇ~よ!晧覬と琉偉がボサッとしてるからだろう!』
【兄貴と琉偉が悪いんだよ!俺達の作戦にまんまと引っ掛かるからそっちが悪い!】
はぁ~
また子供の喧嘩を貴方達はやってるんですか?
〔隼人!今のラインお前はインか?アウトか?どっちなんだよ!今のは完璧にアウトだろうが!!〕
「今のは間違い無くアウトだったでしょ?違うんですか?」
主審をやってる琴乃ちゃんラインマンをしてる隼人さん剛志さんがオロオロしだした。
私の出番ですか?