弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』



サーブ権は晧覬に移り晧覬がサーブを打った。昴さんは一歩も動けず状態だった。


私もびっくりした。


ぜってぇ昴に勝つ!だから応援頼むな!

その言葉は嘘じゃ無いって言う事がはっきり分かった。


『晧覬!相変わらずやるな!それにまた腕をあげやがって!』
そう言う昴さん。

でも何故か?嬉しそうに感じたのは私だけ?なのかな?

〔腕をあげた?もう4年もブランクがあるのに腕があがる訳がねぇじゃんか!〕

晧覬も返事をしてるけど…

何故か?楽しそう…


琉偉さんを見ても琉偉さんもニコニコ。



一体どう言う事なのか?さっぱり…

私は晧覬の事もみんなの事も余りにも知らな過ぎる…

晧覬の過去も茉莉さんの事と達哉の事以外何も知らない…



私ってもしかして…
おめでたい子?
相手の事を殆ど知らずに結婚して…
今お腹に赤ちゃんがいて…
母に成ろうとしてる私は本当に何も知らないおめでたい奴…


……………………。


お腹を赤ちゃん達が蹴り出した。

ママ悩まないで…
苦しまないで…
哀しまないで…

そう言われてる感じがした。

私はお腹を擦り大丈夫。ママは何があってもパパから離れるつもりは無いから…

そう心の中で呟きお腹を擦った。







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