弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』



〔瑠璃!俺勝った!ちゃんと約束通り俺は勝ったゾ!!〕
そう言って私を抱き上げ空に高くあげクルクル回り出した。


恥ずかしいんで止めて欲しいんですが…

お腹の大きい私を軽々持ち上げる晧覬にこの人はどれだけ鍛えあげてるの?と思った。



お腹の子供達も喜んでるのか?ボコボコお腹を蹴り出した。


いたっ!
と言ってしまった瞬間、晧覬の顔色が変わり私を降ろし大丈夫か?と心配顔になる。


お腹を三人で蹴られるとさすがに痛い…



お腹を蹴られた…
と言うと…


晧覬はお腹を擦って元気なのはいいけど…ママを苛めないでね!とお腹に向かって話かける。


『そこ!何やってんの?次の試合が出来無いでしょ?邪魔だからどきなさい!!』
昴さんの声でコート内に居てたのを自覚してコートを出た。



第三試合

響と流偉…

審判は隼人。


プレー!


サーブ権は琉偉。

綺麗なフォーム…

響も負けずに打ち返すけどキャリアがやっぱり違い過ぎた…

琉偉に右に左と揺さぶられ響の体力も消耗される一方。


琉偉は涼しげな顔をしてるし…



こりゃ完璧に響の負けだよ…
最初から分かってた勝負だけど…








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