弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』





『こちらはこのお店のオーナーシェフでうちの親父の友達の水無月さん。横に居てるのが息子さんの蒼空』



《初めまして!!》
と一同、挨拶をしながら頭を下げた。


【こちらこそ。初めまして。ようこそおいで下さりました。】

と丁寧に挨拶をして頭を下げられた。


【貴女が瑠璃さんですか?】

の質問に…

今日二回目だな…

と思いつつはい。と答えた。


【あのBluemoonのお嬢さんでしょう?】

はい。と答える。


【そうですか!一度、お逢いしたいと思ってました。ご結婚されたとは聞いてましたが弁護士さんとご結婚されたとは…。お父さんはさぞ喜ばれたでしょうね。】


はぁ~


一体なんの事やら分からずに…


【お父さんが貴女の話をずっとしてましてね。それでお逢いしたいと思ってました。お父さんが言ってる以上の方ですね。弟さんの話も聞いてましたが本当に二人ともお父さんが言われてる以上の方ですよ。】



????????
余計に分からない…


父とお友達なんでしょうか?
そう尋ねると…


【麻生さんとは上司と部下の関係だったんですよ!このお店も元は麻生さんの物件だったのを譲って頂いたんです。お父さんは週に2回ほど来られてるんですよ。】


知らなかった…







< 298 / 437 >

この作品をシェア

pagetop