弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
昴は見知らぬ人と一緒に居た。
鈴木 謙一と紹介された。
この人が昴が言ってた例の村上産業に勤めてるツレと言う人。
昴と同期の31歳。
昴とはちょっとタイプは違うけど…
格好いい人だ…
村上産業の経理を担当してると言う話から始まり裏帳簿の話に成り証拠の帳簿が目の前に置かれた。
晧覬が鈴木さんに断りを入れ中を見た。
普通に税務署に出す帳簿と見比べて…
〔間違いなくこれは裏帳簿だよ…〕
と驚く晧覬。
〔鈴木さんこの帳簿のコピーを全部、撮っていいですか?〕
この質問に鈴木さんはいいと答えた。
私は何故?会社を売る様な真似をこの人がするのか?不思議だった。だから質問した。
鈴木さんとおっしゃいましたよね?少し聞きたいんですがいいでしょうか?
鈴木さんは何故?会社を売る様な真似をされるんですか?
こんな事をしたら会社は勿論、貴方まで生活が出来無く成って怒濤に暮れる毎日に成りますよ。何故?そこまでするんですか?その真意を知りたいです。
と質問をしたら…
僕はもうこう言う事をするのに疲れたんですよ…。誰かに助けて貰いたくて…。桐生から話を聞いた時にこれでこれでやっと自由に成れると思ったんですよ。