弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』



でも一理あるかな…


私が不安がってるからかも知れない…



『瑠璃ちゃん何にも考えなくてただ子供達に逢いたい!と思ってればいいんですよ』

昴はそう言ったけどやっぱりね…



いかん!
いかん!
これがきっとダメなんだよ…



私は昴に解ったと言い心配してくれてありがとうと笑顔で返事をした。


〔昴?あのさ…今さっき理事長室に呼ばれて行って来た。〕

晧覬が昴に先ほどの話をした。


『あぁそうか!じゃ親父から全部、説明は聞いたんだな?』

笑顔で答える昴。


〔いいのか?〕


『あぁ気にするな!親父の気持ちだから受け取ってやって欲しいんだよ…』

押しつけがましいけどな!と付け加え少し困った顔で私達二人に言った。


〔悪いな…昴…〕

申し訳無さそうな顔をして言う晧覬に…


『気にすんな!親父の好意だから!』

と晧覬の肩を叩いて言う昴。



この二人は本当に仲がいいんだ…

兄弟や夫婦と違う…

何か?違うオーラが二人にだけ流れてると言うのか…


そんな感じだ…


私は羨ましく成る時がある。
いいな…
って思ってしまう…






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