弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
ここが待合室って言うんなら…
弁護士の部屋は一体どう成ってんだ?
見渡す限り絵画や日本画、高価そうな置物の数々…
胡蝶蘭が所狭しとたくさん置いてあり…
観葉植物も置いてあるこの部屋が待合室?
何かの間違いじゃ無いの?と思わせるくらい超ゴウジャス!
私がキョロキョロしてると…
『瑠璃。頼むからそんなにキョロキョロしないでくれる?お父さんも最初の時はお前みたいだったけど…。通い慣れると何とも無くなるから…。』
あえて父は私がキョロキョロするのが恥ずかしい…
そう言いたいんだと思った。
でも…
この部屋って誰の趣味なんだろう?
趣味が悪い…
悪る過ぎると思う…
何でも高価な物を飾ったり置いたりしたらいいと言う発想…
空いてるスペースに物を詰め空間を減らせばいいって感じ…
普通、待合室と言えばシンプルだけど落ち着ける様な空間の創りが多い。でもこの部屋やグチャグチャで落ち着くどころか…
逆に居心地が悪い…
ここだけが違う空間に成ってるみたい…