弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
香水の香り…
微かに残ってた私の記憶…
毎日きて優しい顔で優しい声で…
無気力だった私に…
返事をしない私に毎日、毎日、話し掛けては微笑み…
記憶をシンクロさせてようやく誰だか?分かった。
私は晧覬に…
家に来てた時の晧覬の記憶が戻った事。
毎日、様子を見に来てくれてた事。
私の側にずっと居てくれてた事。
それから…
これからも何があっても私の側を離れないで欲しい…
と言う事を話した。
晧覬は私を離し目を見開いて見てた。
〔冗談じゃ無く本気で言ってる?〕
私が当たり前でしょ!とプイと顔を横に向けると…
〔瑠璃ありがとう。本当に嬉しい。〕
そんな感想を述べられました。
私は晧覬に達哉の事はもう過去として…
けじめをつけたと話した。
達哉と晧覬。
私は二人の男性から同時に愛されてた事を知った今、愛し方や愛され方は違うけれど…
本当に前を向いて晧覬だけを愛して行ける。晧覬だけをずっと見続けられる。
私はもう過去を振り返らない!
晧覬と二人なら私は大丈夫。
これからどんな事があったとしても二人で乗り越えられる。
私は晧覬から絶対に離れ無い!!
絶対に晧覬と一緒になる結婚したい!!
結婚する!!
私は晧覬の前で堅く誓った。