弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』



言われるまま…

湯船に浸かって今日一日の事をゆっくり頭の中で整理した。


晧覬と達哉が兄弟だったと言う事…

晧覬と成り行きとは言え付き合う事になった事…

婚約の事…

結婚の事…

同棲する事…



…………………。
はぁ~


疲れた…


考えるのはもうよそう…


私は達哉と約束したから…


達哉や愛里さん達の分まで私は晧覬と幸せになるって…


ウトウトしてきた…


凄くいい気持ち…


…………………。

璃…

瑠璃…
風邪ひきますよ!

瑠璃…
こんな所で…



うぅ~ん…
誰よ!
人がせっかく気持ちよく寝てるのに…
起こさないで!!



〔瑠璃?起きて下さい。こんな所で寝てたら風邪ひきますよ…
ちゃんとお風呂から上がってベットで寝て下さい。〕



晧覬うるさい!



晧覬?

晧覬???

お風呂場???



『ガバッ!』

私は勢いよく身体を起こした。

そう…

ここは晧覬の家のお風呂場だった!!


〔ようやく起きましたか?なかなか上がって来る気配が無かったんで来てみたら湯船の中で寝てたんで…〕

私、気持ち良く成ってそのままここで寝ちゃったんだ…


勢い余って上半身が丸見えだと言うのに気付くのが遅れて…



きゃぁ~!!



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