弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
冗談じゃ無かった…
晧覬は真っ直ぐこちらに向かって来る…
私は晧覬から顔を逸らし湯船の中で自分の身体をガードする様に体育座りをした。
冗談じゃない!
冗談にも程がある!
晧覬は…
〔上がって来るのが遅かったんで一緒に入りますね。明日も仕事があるんで…〕
そう言うと…
シャワーをだし髪を洗いだした…
私はずっと湯船と睨めっ子…
晧覬の身体なんて直視できない!
髪も身体も洗い終わったのか?
シャワーの音が消え
『チャポン』
湯船に入って来る…
私の心臓はバクバク
動悸、息切れ…
晧覬の手が私に触れた瞬間…
ビクッ!
肩を触れられ…
ヤバイ!
そう思った時は既に晧覬に腕を引っ張られ腕の中にすっぽり収まってしまってた…
〔ちゃんと僕の言い付け通り熱いお湯を足して温もり直したんですね。暖かいですよ〕
…………………。
肌と肌が触れ合ってるよ…
晧覬が…
〔瑠璃どうしたの?ずっと黙ったままで…〕
恥ずかしい…