めざせ!!卒業!?〜凛と爽の素敵な高校生活〜



朝はゆっくり起きて午後からは野球部のみんなで忘年会という名のカラオケ

何人かは親戚の家に行くとかでこなかったけどほとんどが集まった

その中には将悟もいてなんか少し気まずかったけど聞かずにはいられなかった

将悟を呼び出して廊下に出た

「ふられた?」

何で聞けばいいかわからなかった

「…………ふられたよ」

え?まじ!?

聞き方間違えたじゃん

「あ、ごめん」

私たちの間に微妙な空気が流れた

「ほんとは昔からずっと好きだった

もう小学校に入った時からずっとすき

でも言えなくてただ見てることしかできなかった

それで康隆さんと美波が付き合ってるの知ってもう悔しくて情けなくてどうしようもできなかった

他の子と付き合っててもやっぱり美波が好きだった」

そんな前から好きだったの?

「美波に泣かれた」

え?

「美波に全部言ったから困らせたのかもな

あいつ泣きながらごめんって言うんだよ

凛みたいに殴ってくれたほうがよかった」


「でもそれはきっと将悟がちゃんと言ったから美波も答えてくれたんじゃないの?

美波も苦しかったんじゃないかな
将悟は大切な存在だけど将悟はそれ以上に美波のこと思ってて美波はそれに気づかなかったのと答えられないので」


美波も嬉しかったけどこたえられない罪悪感なんじゃないのかな?


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