めざせ!!卒業!?〜凛と爽の素敵な高校生活〜


そうは言われても今問題を起こしちゃいけないのはよくわかってる

そうなるとどっちをしめるかなんて簡単に決まる


ピアノのレッスンが終わると向かったのは爽の部屋

悠々とベッドの上でくつろいでいた

受験終わったやつはお気楽でいいな

「なにしにきたんだよ?」

なにしにって彼女に言うこと?

なんかイライラが倍増してきた

「……………他の女に色目使われて鼻の下伸ばしてるようなやつはいらない
わたしがいながら他のやつとよろしくやってるようならぶっ殺すから」

爽の胸ぐらを掴んでそう言い捨てて部屋を出た


うん、言い逃げは良くないと思う

でも今のわたしにはそんなこと考えられなかった

本当に私可愛くない

これなら爽に捨てられてもしかたない

それから家に帰ってご飯食べてお風呂に入って速攻で眠りについた

ケータイは爽からの通知がたくさんきていたけどうるさくて途中で電源を落とした



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