めざせ!!卒業!?〜凛と爽の素敵な高校生活〜
えっと、名前なんだっけ?
高田さん?あれ?高山さんだっけ?
「矢澤くんわたしにちょうだい」
わたしの目をじっと見て言ってきた
これって本気のやつじゃん
「は?それわたしに言うこと?
爽に言ってよ!!
別に爽がわたしと別れて高田さんだったか高山さんと付き合うなら別にいいよ」
いっつもこうなんだもん!!
みんな私のことなめて私にばっか言ってくる
爽に直接言えばいいじゃん!!
「ふふっ、ずいぶん余裕なんだね
わたし容赦なくもらっちゃうから!
それにわたし高木だから、よろしくね?
一応一年生の時同じクラスだったのに」
うわ、わたし余計なこと言っちゃったじゃん!!
高木だったのかよ!!
「ご、ごめん
余裕なわけじゃないよ!!
わたしいま本当余裕ないの!!
だって彼氏取られそうになって泣き通してたら受験落ちましたとか笑えないでしょ?」
わたしは全力で微笑んでその場を後にした
ここにいれないなら仕方ないから教室に行こうと思った時にちょうどチャイムが鳴った
4時間目もサボろうと思ったけど4時間目からは受けよう