はじまりはあの時から。
出口に、魁斗が立っていた。




一瞬目が合ったけど、すぐに逸らした。



「らら…」




私はそんな言葉に聞く耳を立てず、走って店から出て行った。




そんな甘い声で私の名前を呼ばないで。






頑張って抑えている好きって気持ちが






















あふれてしまいそうだから。
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