はじまりはあの時から。
放課後、今日は真夏と帰れる日。



くつに履き替えている途中。


「あ!
らら!ごめん
教室に英語のテキスト忘れちゃった



今日中に仕上げなきゃいけない課題だから、とりにいかないと



ごめんね…


校門の前でまってて!」



そう言って、真夏は走っていった。



私は真夏に言われたように校門にむかった





…またきたんだ




そこには、麻友さんが立っていた。



私は気づかれないように下を向いて歩いていく



「ちょっと



あんたに用があるんだけど。」



「…はい、なんですか?」




…ばれちゃった
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