はじまりはあの時から。
…嘘でしょ?


じゃあ私が魁斗に嫌われないと、私と魁斗は停学?


下手したら退学?



魁斗に迷惑かけるわけにはいかない。






「わかった」



「ふふ


はじめからそう言ってればいいのよ。



一週間後、まだ魁ちゃんに嫌われてなかったら、どうなるかわかってるわね?」



「…はい。」




そして、麻友さんは帰って行った。



…最悪だ。


もうどうしようもないじゃん



「ららー!


ごめんね!帰ろ…


ってあんたどうしたの?

そんな暗い顔して」



忘れ物を取りに行き帰ってきた真夏。



私のこと心配してくれてるんだな。




けどごめんね


これは私と麻友さんの問題だから。




「ううん。

なにもないよ。
はやくいこ」
< 106 / 150 >

この作品をシェア

pagetop