はじまりはあの時から。
嫌い
…うう


どうしよう…



心拍数が異常的にはやい



今私は魁斗を呼び出し、待っている状態。



昼休みで、廊下は人通りが多いから、中庭に呼び出した。




「どうした?



俺なんかしたか?」



少ししてから、心配そうに声をかけてきた魁斗。


こんなに心配してくれるのも今日で最後になるのかな


「あのね、言い忘れてたことがあるんだけど…」



そこまで行って、次の言葉が言えない。



どうして神様はこんなに意地悪なの?


「どうした?


泣きたいなら泣いていいんだぞ?」




どうして魁斗はそんなに優しいの?


麻友さんのものなのに…




「あのね、付き合っててたのは、遊びだよ?



本当は魁斗なんて大っ嫌いって言うだけでいいから…」




必死で涙をこらえながら言った



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