はじまりはあの時から。
はじまりはあの時から。
…もうすぐ家についちゃうな。



家まで、後10分ぐらい



私は今日の目標をまだ達成していない…




それは、自分から魁斗にキスすること。




たまには積極的にしてみようと思うんだけど…




なかなかタイミングがわからなくて…



うーん。



もう、どうなってもいいや!



ここは大通り。



そんなところでキスしたらそりゃ目立つことは予想される







「ねえ、魁斗」




「ん?どうした…







チュッ



私は魁斗の言葉を遮るかのように、触れるだけのキスをした。




「おい、お前…」



明らかに照れている魁斗。



そんな魁斗よりも顔が赤くなっている私
< 146 / 150 >

この作品をシェア

pagetop