はじまりはあの時から。
「ごめんねー、ららー


お母さん、お出かけするとき、自分の鍵と一緒にららの鍵も持って行っちゃってて…



それで、その方は彼氏さん?」



よ、よ、よかった…



てか魁斗が彼氏ってばれちゃってる…?



「よかったー!


あ、えっと…


「はじめまして



ららさんとお付き合いさせてもらってます


真島魁斗と言います。」



すると私の言葉をさえぎるかのように魁斗がお母さんに挨拶をした



…お母さんどんな反応するかな…?




「ちょっとーららー


こんなにかっこいい彼氏がいたなら言ってくれればよかったのにー



お祭りに行ってくるなんて言った時は真夏ちゃんと行くと思ってたのに、まさか彼氏だなんて…!



もうお母さん嬉しいわー



じゃあ楽しんで来てねー」




そう言ってお母さんは家の中に入っていった



お母さん喜んでくれてたよね…??


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