はじまりはあの時から。
一緒に歩く魁斗の顔を通りすがりの女の人たちがみていくのが嫌だな…




なんて感じたりもしてしまう


「らら?



どうした?大丈夫か?」



そんなことを考えていると魁斗の声が聞こえてきた


「あ。ごめん


大丈夫だよ…」



「本当にどーした?


元気ねえぞ?


なんかあったか?」




心配そうに瞳を揺らしながら魁斗が問いかけてくる…



「魁、斗はさ、


私のこと本当に好き?



全然可愛くないし、優しくないし、一緒にいて楽しくないでしょ?」




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