2人の総長に愛された地味子ちゃん。


「どんなに罪を犯しても、どんなに人を傷つけても、罪を償えばいいんだ。簡単に死ぬとか、ふざけんな!」


和人………。


「俺も、色んな奴に迷惑かけてきた。でも、好きな奴に出会って生まれ変わりたいって実感した。だから、あんたも生まれ変わればいい」


「………」


達哉は力が抜けたかのように、


その場に崩れ落ちた。


「達哉っ!」


達哉の元へ走ってきた玲香は、


そのまま抱きついた。


「あなたなら生まれ変われる…。待ってるから……何年かかっても、ずっと……」


玲香さんは、


ずっとこの人を見続けていたんだ。


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