依頼は織田探偵事務所まで
「・・・・・・奢れ」


「ん?」


「パフェ奢れ」


それなら帰ってやる。と、不貞腐れた顔で言った。

ある意味金で動くってことね。


「わかった。奢る。パフェ好きとか、かわいいところもあるじゃん」


ニヤリと笑って言ってやると、口悪いのに女っぽい所が恥ずかしいのか、少し顔を赤くして「死ね」と言ってスクールバッグを勢いよく持ち、俺より先に教室を出ていった。



「っ、!」


赤くなった顔を見て一瞬心臓が痛んだ。
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