依頼は織田探偵事務所まで
「いや・・・まじかよ・・・・・・」


あの顔は反則だろ・・・。

喜怒哀楽の怒しかないようなやつなのに。


「ギャップとか、ちょっとずりぃ、、」


取り残された教室で頭を抱えていると、

遠くから「早くしやがれ猫被りクソ野郎ー!!!」という叫び声が聞こえた。


俺は両頬をバチンと叩き気合を入れなおして教室を出た。



「誰が猫被りだ!」


ないない。俺が、あいつに惚れるとか、ないない。


そう念じながら、変な感情を吹き飛ばすよう、俺も叫び返した。
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