依頼は織田探偵事務所まで
「にっしても!ひっまだよなぁ~依頼来ないのか?」

「暇こそが最高の遊びじゃねーのかよ。つーか事務所の外見が汚ねーから誰もこねーよ」

「はいはい」

茜のツッコミを華麗に無視するのも俺のやり方さ。

「チッ」

茜が舌打ちをした瞬間、事務所のドアがギギィと音を立て開いた。

「あの~…」

扉の奥から顔を除かせたのは恐らく、依頼人だろう。

「おい、外見悪くても依頼来たぜ?」

「どうせろくでもない依頼だろ」
< 4 / 40 >

この作品をシェア

pagetop