依頼は織田探偵事務所まで
「とりあえず、ここまでが今ある情報」

「1つ気になることがあるんどけどよ」

「さっさと言え」

「旅行会社のサラリーマンってそんな儲かんのかよ?」

佳奈さんは服や鞄やアクセサリーまで恐らくブランドものを身に付けていただろう。
普通のサラリーマンならブランド物で身だしなみを揃える余裕は無いだろう。

「少なくとも、個人でやってるような私立探偵よりは儲かる」

「おい、さりげなく俺が儲かってないって言ったな?」

「別に湊さんとは言ってねーよ。つーか自分で儲かってねぇと思ってんじゃねーかよ」

「本当嫌な性格してんな」
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