中距離恋愛
剛が賃貸契約をしたいマンションを告げると、詳しく説明してくれた。
2人で契約内容を確認していく。
間取り·家賃·資金礼金なとなど…

剛は真剣に聞いて、最後、契約書にサインをする段階まできたとき、
担当者が私を見ながら
「保証人は奥様でも大丈夫ですよ」
と言った。

その言葉に私はドキドキ。
剛は…

「彼女、妻じゃないので。
保証人の欄は、親に書いてもらって郵送してもいいですか?」
普通に答えていた。

担当者はちょっと気まずそうに
「分かりました。
それでは弊社の住所が書いてある封筒をお渡ししますのど、そちらに入れてお送りください。
ただいま準備したしますので、少々お待ちください」
そう言って席を外した。

その間に、受付の女性がお茶のお代わりを持ってきてくれた。
お茶をいただいていると、担当者が戻って来て、剛に封筒を渡した。
ちゃんと切手も貼ってある。

私たちは、不動産屋さんを後にした。




< 19 / 317 >

この作品をシェア

pagetop