中距離恋愛
途中、剛からメールが入る。
『今日は無事に2勝した。ベスト4決定!優勝目指して明日も頑張る!』
『うん!頑張って!』
それだけ返信した。
その様子を見た大地さんが話しかけてくる。
「今日から剛、こっちに来てるんだよな?
会いに行かなくていいのか?」
「えっ…?ああ…
仕事だし、今日は行かなくてもいいよ」
「じゃあ、明日は会いに行くの?」
「……どうして?」
「んー。剛に会いに行ってほしくないから」
「……………」
「……………」
「……ちゃんと言わないと、夏帆には伝わらないか」
「……………」
「GWに、剛の彼女としての夏帆に会って、すごく綺麗になったと思ったし、剛の隣で幸せなんだと感じた」
「……………」
「お前がストーカーに遭って、左紀に言われてお前を助けたときに、改めて思った」
「……………」
「やっぱり俺、夏帆が好きだ!
もう一度、お前の隣に立つチャンスを俺にくれないか!?」
大地さんに返事をすることが出来ず、タクシーでマンションに帰った。
…剛に会いたい…
そう思った。
『今日は無事に2勝した。ベスト4決定!優勝目指して明日も頑張る!』
『うん!頑張って!』
それだけ返信した。
その様子を見た大地さんが話しかけてくる。
「今日から剛、こっちに来てるんだよな?
会いに行かなくていいのか?」
「えっ…?ああ…
仕事だし、今日は行かなくてもいいよ」
「じゃあ、明日は会いに行くの?」
「……どうして?」
「んー。剛に会いに行ってほしくないから」
「……………」
「……………」
「……ちゃんと言わないと、夏帆には伝わらないか」
「……………」
「GWに、剛の彼女としての夏帆に会って、すごく綺麗になったと思ったし、剛の隣で幸せなんだと感じた」
「……………」
「お前がストーカーに遭って、左紀に言われてお前を助けたときに、改めて思った」
「……………」
「やっぱり俺、夏帆が好きだ!
もう一度、お前の隣に立つチャンスを俺にくれないか!?」
大地さんに返事をすることが出来ず、タクシーでマンションに帰った。
…剛に会いたい…
そう思った。