中距離恋愛
翌朝、目が覚めたのは5時前。
隣で眠る剛の寝顔に安心して、彼の腕に抱かれたまま2度寝した。

次に目が覚めたのは6時過ぎ。
目を開けると彼の瞳に見つめられ、優しく髪を撫でられながら「おはよう」とキスを落とされた。
唇が離れ、「おはよう」と返すと、またすぐに塞がれた。
そして角度を変えながら、どんどん深いキスになる。
「ん…、つよし…」
自然に出る甘い声。
パジャマを脱がす彼の指に逆らえず、彼の愛撫に身を任せた。

そのまま流されて、朝から2回抱かれた。

先にシャワーを借りて、次に彼がシャワーを浴びている間に朝ごはんの支度をする。
ご飯にみそ汁·鯖の塩焼きに納豆におつけもの…と簡単なものだけど、
「おいしい」と言ってもらえて良かった。

これは左紀のアドバイス。
左紀は管理栄養士の資格を持っている。
『離れても、胃袋さえつかんでおけば大丈夫』と、彼女の職業からのアドバイス。
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