中距離恋愛
日付は12月24日。
土曜日。
そう…クリスマスイブ。
場所はスターホテルのラウンジ。
1人はPM4時に。
もう1人はPM6時に。
2人からは、OKの返事がきた。

ちなみにその日、美冬経由でダブルの部屋をとることが出来た。
ディナーも、ルームサービスで予約してある。
もちろん、彼と宿泊するつもりで、そのことも連絡してOKをもらった。

左紀には、自分の気持ちを正直に話した。
その日に、2人別々に、ちゃんと伝えることも。

その日が来るまで、あと1週間が長く感じられた。

そして当日は朝からソワソワして、帰って来ていた左紀に、
「もう少し落ち着きなさい!」と、
苦笑いされた。

左紀の作ったランチを食べて、のんびり過ごす午後。
3時になり、私はスターホテルへ向けて出発した。
左紀に、
「行ってらっしゃい。
夏帆、頑張って!」
と見送られて…。

チェックインして、荷物の整理をしていると、すぐに最初の約束の時間が近づく。
ラウンジに行くと、まだ15分も前なのに、彼の姿を見つけることが出来た。


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