俺は猫じゃないっつーの。



なにすんだよ、という目で睨めば、鈴音は俺を睨み返した。



「当たり前でしょ?なにまた勝手に人のベッドに入ってきてんのよ!」



「えー、俺知らない」



「嘘つけ!」



もー、朝からよくそんな騒げるなぁ。


眠い目を擦りながら俺はもう一回布団の中に潜り込んだ。



「あ、ちょっと猫!もう学校行く時間!」



「そんなの遅刻してけばよくねー」



「駄目だから!」



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