俺は猫じゃないっつーの。
「猫ー!!我が愛しの猫!!」
「やばっ!!やばばばばっ!!今日も相変わらずキューティクル!!」
「もうやばい!襲いたい!」
「さぁ!俺の胸にどんと……」
「きめぇ」
教室のドアを開けた途端、これだ。
別に友達なんていらねぇのに、どうしてこいつらはいつも俺に構うんだよ。
どんなに冷たくしても懲りずに近寄ってくるし。
「なぁなぁ猫、聞いたか?」
席についてまで話しかけてくる。
俺は机にうつ伏せになって、寝る準備。