俺は猫じゃないっつーの。
「つめてぇなぁ!もうっ!そんな悪い子にはちゅーしちゃうぞっ!!」
秀とかいう脳みそパーリナイのやつが顔を近づけてきたため、俺はその顔を殴った。
「い、痛てぇ……。愛のパンチ、超痛てぇ」
「愛じゃなくて殺意しかこもってないけど」
誰がお前なんかに愛をやるか。
「まぁまぁ落ち着けにゃんこ」
「にゃんこじゃねーし」
そもそも、この苗字が原因なんだよな。にゃんことか猫とか呼ばれるのって。
もはや名前の役割りがない気がする。
「と、とりま聞け、にゃんこ!」
「わかったから。で?」