俺は猫じゃないっつーの。




「つめてぇなぁ!もうっ!そんな悪い子にはちゅーしちゃうぞっ!!」


秀とかいう脳みそパーリナイのやつが顔を近づけてきたため、俺はその顔を殴った。



「い、痛てぇ……。愛のパンチ、超痛てぇ」


「愛じゃなくて殺意しかこもってないけど」


誰がお前なんかに愛をやるか。


「まぁまぁ落ち着けにゃんこ」


「にゃんこじゃねーし」



そもそも、この苗字が原因なんだよな。にゃんことか猫とか呼ばれるのって。


もはや名前の役割りがない気がする。



「と、とりま聞け、にゃんこ!」



「わかったから。で?」




< 8 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop