運命のイケナイ恋〜永遠に <完全実話>
それでも


「体の関係はない。
 好きじゃない」



あたしがそう話してから、
少しだけ状況はマシになった。










「大好きなしゅんのこと、「好きじゃない」っていうことはすごく辛かった。」


しゅんにそう話したら

『2人の間でお互いがお互いを好きなのは分かってるんだからいいんだよ』

そう言われた。




『あの時、あのままゆうが「好きなの、だから離婚して」って言ってたとしたら、
今こんな風に話すことも、メールすることもできてないよ。
俺はまだあきらめてないから。
この先の可能性、潰したくなかったから・・・』




しゅんの言葉でやっと理解した。

『認めるな』

って言ったこと。




今を乗り切れば、
まだ一緒になるチャンスは残ってる。






そういうことだったんだって・・・










あたしはそんなの全然気づかなくて・・・





「ひどいよ・・・、あたしはこんなに辛いのに」










そう思ってた。
ごめんね、しゅん。
またしゅんの愛情に気づけなかった・・・--

















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