運命のイケナイ恋〜永遠に <完全実話>
乗り込んでまた期待する。



手を繋いでくれた、



あたしのこと、嫌いではないよね?
好き、って思っていいのかな?
あたしは大好きだよ、
チュウしてくれるよね?








期待とは裏腹に車は走り出す。
また差し出してくれた左手に右手を絡ませて・・・
初めてみる街。
しゅんちゃんとの思い出になる風景。
もう会えないかもしれない、
だから一生忘れたくない。







車の揺れが心地よくて、
右手から伝わるぬくもりが心地よくて、
ウトウトしてしまう。
今日は朝、早く起きて会いに来たのもあって眠い。。。
そんなあたしに気づいて

『後ろで寝てていいよ』

とやさしい声をかけてくれる。
でも、そんなのもったいない、せっかく会いにきて
時間は限られてるのに寝ちゃうなんて・・・

「大丈夫」

手を握ったまま、どさくさに紛れて腕にもたれかかる///









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