運命のイケナイ恋〜永遠に <完全実話>
2人の時間は、

とても濃いもので、

時間の流れが本当に速くて、

離れて過ごす時間は長いのに、

2人で過ごす時間は一瞬。







何度も愛し合って、

確かめ合って、

ホテルを出た。




まだ少しだけ時間はあるから、

2人で手を繋いで、

プラプラ歩きながらアメ横に向かった。



スカジャンとか、

古着とか、

ちょっとだけ見て、

2人で入ったのは

やっぱりプリクラ店。




今日の思い出に、

この瞬間を残す。

あたしはもうプリクラを持って帰れないけど、

データは残して、SDに入れるから。




今日、2人が

同じ時を過ごして、

一緒に笑った記念。




シールになったあたしを

いつも

『かわい--------』

って言ってくれるしゅん。





あたしのこと、

そんなふうに言ってくれる人今までいなかった。

愛想が悪くて、

笑えなくて、

全然かわいくないあたし。




なのに、

しゅんの隣で笑ってるあたし。





あたしがこんなふうに笑えるのは、

しゅんのおかげなんだ。












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