運命のイケナイ恋〜永遠に <完全実話>

真夜中、というよりは朝方、という表現の方が正しい時間になっても

あたしはまだ眠れずにいた。





しゅんの寝顔をみてるうちにどんどん悲しくなって・・・

あたしなんかもうどうでもいいんだ、って

マイナスにしか考えられなくなって、


あたしはとうとう泣き出してしまっていた。






ただただ流れる涙をどうすることもできず、

しゅんの隣で泣いて、

どれくらい時間がたった頃だろうか、



ふいに目を開けたしゅんがあたしをみて、驚いて



『なんで泣いてるの？』


そう聞いた。





無言で泣き続けるあたしに動揺して、


『どうしたの？』







そう聞くしゅんに



「あたしのこと嫌いになったの？」










聞きたいのに聞けない。