機械人形は、ひとり、語る。(短編)
城の地下に、籠りきりだった私。
人類の歴史と知識を、この人工脳にいっぱいつめて。
聞こえてきた、あの音。
どぉーん…どぉーん…って。
あれは、戦争の音よ。
私は毎日、あの音を聞いていたはずなのに。
なにか、何かしなきゃって。
はじめて、思ったの。
人類の歴史と知識を、この人工脳にいっぱいつめて。
聞こえてきた、あの音。
どぉーん…どぉーん…って。
あれは、戦争の音よ。
私は毎日、あの音を聞いていたはずなのに。
なにか、何かしなきゃって。
はじめて、思ったの。