永遠を君に
二人は服に着替えて、ホテルを後にして、飛行機のほうへと歩き出し、ディズニーランドのみんなにお別れをいうかのように、飛行機に乗る前に後ろを振り向いて。 

「みんな、これからもがんばってね!あたし、応援してるよ!」

ミッキー達に精一杯の笑顔と手を振って飛行機に乗る。

またカズと一緒にディズニーランドに着たいな~。

「楽しかったねー」

「だな~また二人で来ような!」

「うん、あっ・・・ちょっと眠たいから寝るね」

「おう、おやすみ」

飛行機の中ではあたしは、ユウとカズのことを思いながら眠りについた。

「あはは・・・でな・・・ラン・・・かる・・・おと・・・わ。・・・ジ・・・か・・・ん・・・すぎ」

カズが誰かに電話をしている声が聞こえ、目をすこし開けてみるといつもの優しい顔をしたカズではなく、そこらへんにいる軽くてチャライ男の顔をしていた。

・・・カズ?あたしがどうしたのかな・・・まあ、大丈夫だよね

安心しきっていたあたしはそのまま夢の中へと入った。

「ラ・・・おき・・・っ・・・て」

「ん・・・?」

「ラン、おきろってー俺んちついたぜー」

「早いなぁ・・・」

起き上がって背伸びをして、自分の荷物を持ちカズと一緒に飛行機から降りた。
< 26 / 26 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop