永遠を君に
「あれから体の調子はどう?」

「だいぶ治ってきたよ、後もうちょっとで退院できるみたい。」

「良かった、俺のせいでこんなことになったのに・・。」

「カズは何も悪くないよ。」

あたしはカズの手を握って

「その気持ちだけで十分。」

そういって微笑んで見せた。

「うん、ありがとな。」

カズは照れくさそうに笑って見せた。

「そういえばさ、ランが意識なくなるときにユウっていってたけど・・誰?」

「あたしの元彼。」

あたしはその時、一瞬カズの顔がかなそうな顔をしていたのが分かった。

「そのユウってやつとあったこと・・・俺に話してくれね?誰にもいわねぇし。」

カズなら信じられる・・・そう思ったあたしはカズにユウのことをはなし始めた。

 



ユウと出会ったのは、中学二年生の頃。最初はネットの中だけの付き合いだったユウとは、何でも相談出来ていた。

ユウはその時高校二年生。

お互いの顔がどんなのかを承知で付き合っていた。

ある日ランは修学旅行で京都に行き、その京都で偶然ランと出会い、ちゃんとた交際を始めた。

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