夏は恋する季節


「じゃあ、諦めなくてもいいですよね?」




え?



頭をあげると如月くんは真剣な顔であたしを見ていた




諦めない…、それは、別に…




「う、うん」




「よっしゃ!よろしくおねがいします!蜜柑先輩っ!」




如月くんはガッツポーズをしてあたしに手を差し出した




あたしはその手を握る




すると如月くんは笑みを浮かべて、戻りましょうか、と言った







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