夏は恋する季節


次の日


教室に入ると美桜が抱き着いてきた



「みーかーんー、昨日はどうだったのよ?」



あ、はい、やっぱりききますよね、わかってました



「いや、どうだったもなにも普通に帰っただけだけど」



うそっ!と美桜は離れてあたしの顔を舐めるようにみる


「ははーん、その顔はどっかでお茶したね?」



な、なぜわかる



「喫茶店でコーヒー飲んだだけだよ?」



「やっぱりなにかあったんじゃん!」



美桜は笑ってあたしに言った





< 173 / 218 >

この作品をシェア

pagetop