夏は恋する季節


とりあえず!了に迷惑だけはかけないようにしなきゃ!



授業が終わればすぐに黒板を消し、先生に頼まれたことは全部片付けた



「ふう」



一息つけたのはお昼



「日直ー!資料!とりにきてくれないかー?」



え、また?


よろけるように立ち上がり声の方へ歩く



「なんだ?海崎は?」



先生はあたしだけが来たのを見て言った



「え、あ、分かんないです」



「ったくもう、お前だけじゃ持てねぇとおもうけど?」



先生はため息をついてあたしを見た



「と!とりあえず!いきます!」



あたしはそんな先生を押し退けて言った





< 178 / 218 >

この作品をシェア

pagetop