夏は恋する季節
とりあえず!了に迷惑だけはかけないようにしなきゃ!
授業が終わればすぐに黒板を消し、先生に頼まれたことは全部片付けた
「ふう」
一息つけたのはお昼
「日直ー!資料!とりにきてくれないかー?」
え、また?
よろけるように立ち上がり声の方へ歩く
「なんだ?海崎は?」
先生はあたしだけが来たのを見て言った
「え、あ、分かんないです」
「ったくもう、お前だけじゃ持てねぇとおもうけど?」
先生はため息をついてあたしを見た
「と!とりあえず!いきます!」
あたしはそんな先生を押し退けて言った