夏は恋する季節


すると了は少し顔を歪ませて言った




「まあ、それもそうだよな」




了はだんだん歩くスピードをあげる



あたしは置いてかれてしまった



なによ、それ



だったらなんでそんな傷ついた顔するの



なんで、優しくしといて冷たくするの








なんで、なんで、あなたはあたしの中から消えてくれないの








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