夏は恋する季節


「男子の人数、足らなくなったらしくって、俺、駆り出されたんすよ!」



あたしが聞く前に心也くんは得意気に言った



「そう、なんだ」



あたしと心也くんが手を握る



「先輩、手、冷たいっすね」



あたしの手を触ってからの第一声



「え!そう?」



「うん、俺が暖めますよ」



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