夏は恋する季節



「俺と美桜と同じ中学だった、海崎了!ちなみに同じ学校」



落ち着いた声で新井くんが海崎くんを紹介した



あ、あたしも自己紹介!



「上原蜜柑です」



「うん、知ってる!よろしくね!」



海崎くんはほどよく黒く焼けて細すぎない腕をさしだした




「あっ、はい!」




人懐っこい笑顔



あのとき苦手と思ったことが嘘みたいに笑いかけてるあたしがいた







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